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薬学生のみなさまへ

2016年3月20日 日曜日

私が薬学生に必ず伝えている言葉は?
 私は「採用」という仕事上、当社に入社希望ではない方からも就職の相談を受けることがあります。相談の内容は様々ですが、お会いした薬学生や薬剤師のみなさんに対して、私は必ず「就職先を選ぶ際には、条件面や業務内容よりも『誰と一緒に仕事をしたいか?』を徹底的に考えて欲しい!」と伝えています。
 なぜ相談者にこの言葉を伝えているのか…、それにはきちんとした理由があります。

薬学生に知っていて欲しい「就職先での3つのズレ」
 薬学生のみなさんもご存知だと思いますが、薬剤師は転職する確率が高い職業です。株式会社ネグジット総研の「就労意識に関するアンケート調査(2010年1月調べ)」では転職経験のある薬剤師が約70%であるという結果も出ています。(かく言う私自身も転職経験が2回あります…苦笑)

転職経験のある薬剤師は70%

転職経験のある薬剤師は70%

 もちろん、転職の理由には結婚や育児、介護、引越しなどライフステージの変化に伴うケースが一般的です。しかし、仕事のやりがいに関する部分や、待遇面の不満、人間関係など、ライフステージの変化とは関係のない転職が多いのも薬剤師の特徴です。また、それらの本質は「条件面のズレ」、「業務内容のズレ」、「人間関係のズレ」など本人と就業先とのちょっとした「ズレ」の積重ねが原因ではないか…と感じています。

 そこで、薬学生のみなさんに、これら「3つのズレ」について解説したいと思います。

 一つめは「条件面のズレ」。給与・労働時間・勤務地などの条件面が異なることに不満を持って退職するケースです。もし企業側が提示していた内容と実際の条件が全く異なっているのであれば、転職する理由としてはわかります。しかし、良い条件の裏には必ず理由があります。「給与も高い!労働時間も短い!勤務地も望み通り!」…常識で考えると、そのような条件で働ける会社が存在しないことは、誰でもわかることでしょう。

 二つめは「業務内容のズレ」。例えば、在宅を勉強できると聞いて入社したのに、在宅を扱わない店舗に配属させられた!とか、海外研修ができると聞いていたのに3年経っても行けない!とか、病棟での投薬業務ができると聞いたのに実際には調剤しかさせてもらえない!など、その理由は様々です。しかし普通に考えてみれば、本当に自分の希望だけが通る組織が存在するハズがありません。組織全ての人間が自分のやりたい事だけやっていたら、その組織は必ず崩壊します。特に、入社から数年間は現場の仕事を覚えることが優先で、目の前の仕事を繰り返し経験する事でスピードやスキルが上達するのです。石の上にも3年、いや5年、10年かかるかもしれません。自分がやりたい仕事をするためには、ある程度の努力や経験、我慢も必要ではないでしょうか。

 そして、三つめは「人間関係のズレ」。ほとんど表には出てきませんが、これが最も多い転職理由ではないかと思います。例えば、会社の方針や上司との考え方がどうしても合わない!とか、他のスタッフと比べて自分だけ扱いが悪い気がする!とか、特定の誰かの仕事ぶりや態度がどうしても納得できない!など、その理由は多岐に渡ります。また、これまでの「条件面のズレ」や「業務内容のズレ」は我慢ができるケースが多いと思いますが、この「人間関係のズレ」は我慢ができないことが多く、なんとか我慢してその組織に残っていても、また同じような問題が浮上して根本の解決にまで至らないケースが多いのも事実です。

就活生に伝える、たったひとつのアドバイス。
 薬学生のみなさんも社会に出て働き出すと、大なり小なりこの「就職先での3つのズレ」を感じることがあると思います。しかし、このような理由で転職にまで至らないようにするために、みなさんに一つだけ就活のアドバイスしておきます。

「どんな仕事をしたいかじゃない!誰と仕事をしたいかを考えろ!」

 薬学生のほとんどは「薬剤師」として働く方が多いでしょう。その国家資格を持った薬剤師が主に働く「病院」や「薬局」は、保険制度の中で運営されています。つまり、国民皆保険がある我が国では、大手であろうが中小であろうが、都市部であろうが地方であろうが、日本全国どこで働こうとも条件面や業務内容に大きな違いはありません。もちろん、組織によって若干の違いはありますが、それでも他業種ほどの大きな差は生まれません。だから表面的な「条件面」や「業務内容」で就職先を判断してはいけないのです。(※実際に、合同企業説明会に参加しても、どの組織でも同じ内容の説明しかしないでしょ?)
あなたが薬剤師として働く際、あなたの仕事に最も影響を及ぼすのは「一緒に働く人」です。条件面や業務内容は同じでも、その組織によって「人」の風土は大きく異なります。明るく元気な人が多い組織、真面目で緻密な人が多い組織、学習や研修に意欲を燃やす人が多い組織など、組織風土は本当に千差万別です。

そしてまた、企業説明会だけでは見えてこないのが、この「人」の部分です。ですので、ぜひ企業研究の一環として、できる限り多くの職場見学に行ってください。そしてその見学先では条件面や業務内容を見るのではなく、そこで働いている「人」を見てください。その人の仕事ぶり、患者さんへの声のかけ方、スタッフ同士の会話など、しっかりと肌で感じ取ってください。自分がもしもこの組織の一員になったと想定して、一緒に仕事をやっていけるか、上司として先輩として信頼できるか、自分自信とみんなの価値観が離れすぎていないか、しっかり想像してみてください。きっと、その基準で選んだ企業は条件面や業務内容で選んだ企業よりも「ズレ」を起こさずに済むと思います。

八幡西調剤薬局に興味を持ってくれた方へ
 さて、これまで薬学生の就活に関する考え方を書いてきました。ここからは八幡西調剤薬局に興味を持った皆さんに対して、私たちが「新卒のみなさんに約束できること」を紹介したいと思います。

「新卒のみなさんに約束できること①:現場に集中できる」

 私たちは「現場」を最も大切にしています。「現場」とは薬局業務の中でも「受付・調剤・投薬」のことを指しています。この中で「投薬」は薬剤師にしかできない仕事であり、今後もこの「投薬」が薬剤師の大切なスキルになっていくことは間違いありません。その他の薬剤師業務は必ず機械化されます。(詳しくは※こちらをご覧ください。)
 そこで当社は4店舗しかない企業にも関わらず、機械化・コンピューター化を推進し、できる限り調剤のスピードを上げ、ミスを減らすようにしています。その結果、患者さんとのコミュニケーションに集中でき、「投薬」という未来に繋がる薬剤師スキル、テクニックが身に付く形を選んでいるのです。

「新卒のみなさんに約束できること②:3倍のスキルアップができる」
 
 当社はたった4店舗しかない企業ですが、扱う診療科は急性期~慢性期、在宅(看取り)まで幅広く対応しています。主な診療科として、糖尿病内科・循環器内科・消化器内科・泌尿器・小児科・耳鼻科・眼科・在宅(看取り)などを受けています。また、来局する患者さんの数もかなり多く、ある店舗では地域の総合病院の門前薬局に負けない数の処方箋を扱っています。
 ベテランの薬剤師さんであれば理解できると思いますが、薬学的知識は座学だけで学ぼうと思っても限界があります。現場でたくさんの症例に出会い、患者さんとの会話をより多く経験することで、座学以上のスキルが自然と身についていくのです。
 そのような意味で、幅広い診療科を扱い、来局数の多い当社は「3倍のスキルアップ」が可能なのです。

「新卒のみなさんに約束できること③:経営陣と話せる風土がある」
 
 また、当社の経営はかなり安定しています。薬局の数字が理解できる方が聞くと、みなさんが驚く経営状態です。理由は非常に簡単で、運営が安定する店舗しか展開していないからです。一店舗当たりの売上が安定でかつ大きいと、スタッフは安心して現場の仕事に取り組めます。
 また逆説的になりますが、経営が安定しているが故に、現場の仕事だけに追われず個人のキャリアについて経営陣と話ができます。店舗が少ない分、フランクな雰囲気で経営陣と話すことができ、やる気があれば経営陣の一員、管理者、主任になることも可能なのです。

以上3つが、八幡西調剤薬局が新卒のみなさまに約束できることです。

 あなたの大切な社会人としての第一歩を当社に賭けてくれるのであれば、私たちはその気持ちに対して最大限に答えたいと思っています。また、先に述べた「就職先での3つのズレ」を、あなたが全く感じない会社であり続けたいと思っています。

 そして何より…あなたと一緒に働けることを楽しみに待っています。

It’ll be the pharmacy where I’d like to get a job most at JAPAN!
日本で最も「働きたい薬局」になる!

有限会社八幡西調剤薬局
北九州市、遠賀郡、宗像市、中間市にて調剤薬局を展開しています。
〒807-0856 福岡県北九州市八幡西区八枝3-12-1
TEL.093-695-0777 / FAX.093-695-0778
http://www.yph.jp/


信頼される街の薬剤師とは

2016年2月5日 金曜日

これからの薬局づくりに欠かせないのが「人間力」です。

理想は「患者さんから信頼される薬剤師」だが…

私は以前、「質問ノートは現場力の結晶」という記事を書きました。

以前の記事より一部抜粋。
 “窓口で質問をしてくる患者さんから見れば、その薬剤師さんが、どれだけ学生時代に良い成績を残した人であろうが、どれだけ素晴らしい論文を発表した人であろうが、全く関係ありません。いかに安心して納得できる言葉をかけられる薬剤師であるかどうか、これこそが全てなのです。”

 私も薬剤師です。この事を意識して現場に立つ努力をしているのですが、理想通りに立ち振舞えているわけではありません。正直なところ、実際の現場では理想どおりにできる時とできない時がある、というのが事実です。

患者さんから指名される薬剤師
 そんなある日、私が店舗の投薬カウンターに入っている時のことです。新聞の切り抜きを手に持った70歳代の女性が薬局窓口にいらっしゃいました。
 女性「あの…、ちょっと、すみません。申し訳ないですが、奥で仕事をしている男性の薬剤師さんにお尋ねしたいことがあって。お呼びしていただけますか?」
 呼ばれた当社スタッフが表に出ると、その女性は新聞の切り抜きを見せながら彼に話し始めました。5分程度だったと思います。その女性はひとしきり話しを終わった後、笑顔で帰って行きました。対応したスタッフに話の内容を聞いてみると、新聞に記載されている記事と健康食品の摂取についての相談であったとのことでした。普段から当薬局でお薬を渡している患者さんであるので、定期薬のことも交えてアドバイスしたようでした。
 また別の日、同じ店舗で私が投薬カウンターに入っている時のことです。ある患者さんのお薬手帳を確認していると、手帳の隙間に「◯◯薬局の薬剤師、◯◯さんに相談」と書かれた手書きのメモを発見しました。当社の薬局スタッフの名前だったので不思議に思い、その女性に尋ねてみると「この前ね、薬の副作用が出て、ここの薬局の薬剤師さんに相談したのよ。親切に答えてくれたので、何が原因か判明して助かったのよ。だから、記録しておいたの。」との答えが…。
 わざわざ当社の薬剤師を指名して相談に来る患者さんがいるという事に対し、私は非常に嬉しく、そして誇りに思いました。

昔は「街の科学者」だった薬剤師
 30~40年前、街に存在する薬局の薬剤師は街の科学者でした。薬を販売するだけではなく、病気の相談や、健康食品などの相談、さらには害虫の駆除から学校保健などの公衆衛生に関することまで、様々な相談をうけていたと聞きます。実際、私が幼いころの薬局のイメージは「体に関することを何でも答えてくれるおじさんがいて、たまに栄養剤や風船をプレゼントしてくれる楽しい空間」でした。しかし、残念ながら今は、ほとんどの薬局が「調剤」を中心に行っており、処方せんを持っていないと入れない場所になっています。
 また、平成26年1月に日本医療薬学会より公表された「薬局の求められる機能とあるべき姿」には「薬局は地域に密着した健康情報の拠点として、セルフメディケーションの推進のために、一般用医薬品等の適正な使用に関する助言や健康情報に関する相談、情報提供等を実施することが求められている。」との記載があります。つまり、これからの薬局は以前のような「健康相談」という機能を備えるべきという方向性なのですが、まだまだ現実と理想とは程遠い状況にあります。

まずは目の前にいる患者さんを大切に
 現在の街の薬局では、その仕事の中心が「調剤」に変わってしまいました。それは時代の流れとともに業態が変化しており、当然の結果でもあります。実際のところ、処方せんを持たない患者さんがふらりと薬局に入り、健康の相談をする光景を目にする事はほとんどないでしょう。
 しかし、せめて定期的に処方箋を持ってくる患者さんに対しては、「この薬剤師さんは健康に関する相談をすると答えてくれる。ちゃんと親身になって聞いてくれる。信頼できる人だ。」と思ってもらえるようになりたいものです。
 実際のところ、たくさんの患者さんが待っている中で、一人の患者さんの相談に長い時間をかけることは難しいでしょう。しかし、だからといって諦めてはいけません。現代では、調剤機器やシステムの力を使えば調剤にかける時間を短くすることは可能です。それらを導入し、空いた時間で出来るかぎりの患者対応を行い、少しずつでも信頼関係が築けるように努力は続けるべきです。そして、その積み重ねが薬剤師としての「人間力」の向上につながるのだと思います。
 この点において、私を含め当社スタッフもまだまだ努力が必要です。しかし、たくさんの患者さんから信頼される薬剤師になれるよう、これからも日々努力を重ねていきます!

街の科学者になる

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関連記事
・「質問ノートは現場力の結晶
・「調剤の機械化を進めるメリットとデメリットは?

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自分で考え、明日の行動につなげる研修

2016年2月1日 月曜日

これからの薬局づくりに欠かせないのが「人間力」です。

どんな研修よりも現場が大切!
 私は以前、「現場こそ最大の研修」という記事を書きました。

以前の記事より一部抜粋。
“研修でどれだけ知識を学んだとしても、それを全て現場で活かすことはできません。もちろん最低限の知識は必要ですが、あとは繰り返し調剤を行うことや、現場で患者さんから様々な質問を受けることで、薬剤師としての本当のスキルが身についていくのです。”

また、それを説明する事例として「質問ノートは現場力の結晶」という記事も合わせて書きました。

以前の記事より一部抜粋。
“窓口で質問をしてくる患者さんから見れば、その薬剤師さんが、どれだけ学生時代に良い成績を残した人であろうが、どれだけ素晴らしい論文を発表した人であろうが、全く関係ありません。いかに安心して納得できる言葉をかけられる薬剤師であるかどうか、これこそが全てなのです。”

結局のところ「若いうちは、座学の研修を受けるよりも、現場でたくさん経験を積むほうが良い」と伝えているのですが、「じゃあ、研修を全く受けなくて良いか?」と聞かれれば「決して、そんなことはない」と答えています。むしろ、私は社内で誰よりも「研修」を大切にしており、自ら指揮をとって研修会の企画やサポートを行っているくらいです。

ただ“受ける”だけの研修なら、実施しないほうがマシ
 お恥ずかしい話ですが、当社が本気で研修に取り組み出したのは数年前からです。それまでは、製薬企業が行う新薬の勉強会や医療安全講習など、話を聞くだけの研修を必要最低限な分だけ実施していました。私自身も薬局における研修に対しては良いイメージがなく、ただ“受ける”だけ研修ならしないほうがマシだと思っていました。その理由は、一般的な薬局の研修では、偉い先生や知識のある方をお呼びして、ありがたいお話しを拝聴し、いくつかの質疑応答で終わり。何となく「ああ、いい話が聞けたなぁ」となりますが、研修内容が実行に移されることがないまま、また日常業務を繰り返す。…こんな経験を過去に何度もしていたからです。

研修を受けるだけでは意味がない?

研修を受けるだけでは意味がない?

自分たちで考えて、企画して、実行する研修
 しかし、現在の当社の研修は決して“受け身”ではありません。春と秋の年2回、全スタッフが参加する全体研修を行っています。研修内容は担当するスタッフが自分たちで考え、いまの会社に必要な研修は何かを話し合い、企画し、実施するスタイルをとっています。

研修の事例
・社会人のマナー〜社会人としてのマナーをもう一度身につけよう〜
・生き残る調剤薬局とは〜社員として何ができるか?〜
・日常業務の見直し〜忙しくなる季節に向けての再確認事項〜

 タイトルだけ読むと特に珍しい内容ではありませんが、当社の研修はその進め方が異なります。繰り返しますが、この研修は決して“受け身”ではありません。テーマに沿って講師やプレンゼンターが話したのち、数名のグループを作りディスカッションを行います。そして、何よりも大切にしているのは「明日から自分たちの店舗で何を行うか?」を最後に発表することです。もちろん、次回の研修の時には立てた目標とその結果を検証し発表します。

平成26年春期研修会

現場と研修を繰り返して、人間力を身につける
 誰かのありがたい話を聞いても実行に移さなければ、全くもって研修の意味がありません。話を聞き、自分たちの頭で考え、意見を出し合い、目標を決め、翌日から現場で実行する。その結果、成功や失敗を何度も経験することで「生きたスキル」が身につくのです。そしてまた、その経験を検証し振返る場所こそが“研修”となるのです。
 冒頭に「どんな研修よりも現場が大切!」と書きましたが、そこにブレはありません。現場こそが全てであり、毎日の経験こそが人としての成長につながるのです。研修は、あくまでも現場を振り返るきっかけにしか過ぎません。特に、私たち薬局で働くスタッフにとって、日常業務は同じことの繰り返しでしょう。だからこそ、現場→研修→現場→研修…、これを繰り返して、頭に汗をかき「生きたスキル」を身につける必要があるのです。そして、そのスキルが将来のあなたの「人間力」へと変化していくのです。

関連記事
現場こそ最大の研修
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患者さんを観察し、生活者の視点を持つ

2016年2月1日 月曜日

これからの薬局づくりに欠かせないのが「人間力」です。

薬剤師である前に生活者であれ
 私たちは薬局で働いているスタッフです。「薬剤師」や「医療事務」という立場で仕事をしていますが、それはあくまでも職種です。また薬局業務を終えて一歩外に出れば、その地域で暮らす「生活者」です。私たちは毎日仕事をしていると、自分が生活者であることを忘れてしまいがちなのですが、現場で患者さんを相手に仕事をする上では、薬剤師や医療事務である前に、その地域で暮らす「生活者」であることを忘れてはいけません。

患者さんを観察すると見えてくるもの
 私は仕事上、各店舗を廻る業務も行っています。日々観察していると、店舗ごとの内装や飾り物の違いがよく目に入ってきます。それは、それぞれの店舗によって来局される患者さんの年齢層や家族構成が異なるので、それに合わせた内装や飾りになるのでしょう。そんなある日、高齢者が多く訪れる店舗で面白いものを発見しました。

傘・杖をお掛けください

傘・杖をお掛けください

また、子供が多く訪れる店舗ではこんなものも発見しました。

雨の日は

すべりやすいので マットで足をふいて お入りください

それぞれ、スタッフになぜそれを作ったか確認したところ、「患者さんに杖を持っている方が多いけど、いつも杖をかける場所がなくて困っているので…。」「子供たちが雨の日に、薬局内で走ってよく転ぶのです。見ていて危なくて…。」との答えが。

生活者の目線なれば行動が変わる
 自画自讃かもしれませんが、私はこのスタッフ達の行為をとても嬉しく思いました。このような視点を持った行為は、患者さんをいつも観察していていないと行えません。それは薬剤師でも医療事務でもなく、ひとりの人間として当たり前の行為です。
 私たちは日々の業務に追われて目の前の仕事(調剤等)を優先してしまい、なかなか薬局内で待っている患者さんの様子まで目が届きません。ほんの少し意識して、患者さんを観察すれば、何に困っているか、どんな不便があるかが見えてきます。もっと言えば、自分自身が薬局スタッフではなく、ひとりの患者さん(生活者)としてこの薬局に訪れた際に、どうすれば気持ち良く過ごせるか?と考えることができれば、その行動が大きく変化するのです。

就職・転職では、薬局の細部まで観察しよう!
 もしあなたが今から就職したり、転職したりするのであれば、面接や店舗見学の際に薬局の細部まで観察してください。目に見えた物がほんの少しの飾り付けや内装だったとしても、そこに生活者の目線が入っていたら、きっとその薬局のスタッフは「人間力」のある優しい人達だと思います。そして、新しくその店舗で働き出した時には、ぜひとも生活者の視点を持って毎日の仕事に取り組んでください!

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質問ノートは現場力の結晶

2016年2月1日 月曜日

これからの薬局づくりに欠かせないのが「現場力」です。

本当に現場が研修より大切なの?
 当社は「現場力」を大切にしている会社です。以前にも「現場こそ最大の研修」という記事を書いています。

以前の記事より一部抜粋。
“研修でどれだけ知識を学んだとしても、それを全て現場で活かすことはできません。もちろん最低限の知識は必要ですが、あとは繰り返し調剤を行うことや、現場で患者さんから様々な質問を受けることで、薬剤師としての本当のスキルが身についていくのです。”

「言っていることは理解できるけど、本当に現場でスキルが身につくの?」「実は、研修させる余裕がないから、現場力が大事だって言っているのでは?」と思われる方もいるでしょう。しかし、本当に現場の経験こそが薬剤師の生きたスキルになると、私は信じています。

質問ノートは現場力の結晶
 当社のある店舗では「質問ノート」と書かれた一冊のノートが存在します。スタッフが何度も触っているため、かなりボロボロになっています(苦笑)が、実はこのノートこそ、他でもない「現場力」の結晶なのです。その中には、現場の薬剤師が投薬の際に患者さんから受けた質問がQ&A形式で記されており、今でも日々更新されています。

記載されている質問の例
Q:子供が具合悪く食事が取れない。薬袋に「食後」とあるがどうすれば良いか?
Q:鼻血がよく出るのですがその対応は?
Q:アジスロマイシンを吐いた。3日間飲まないと効かないが、どう対処するか?

調剤薬局の質問ノート

このノートが現場力の結晶!

質問ノートの答えは十人十色。
 学生時代に授業で学んだこと、論文に記載されていること、座学の研修で学んだことはとても大切です。薬学の知識を持っていることは薬剤師としての基本であり、それがないと仕事になりません。しかし、現場で仕事をする上で、その知識だけではどうしても限界があります。
 先ほど書いた上記の3つの質問は、現場のベテラン薬剤師さんから見れば特に変わった質問ではありません。よく聞かれる質問でしょうし、その答えに困ることはないでしょう。しかし新米の薬剤師さんや、その診療科を初めて経験する薬剤師さんにとって見れば、今まで受けたことのない(もちろん研修でも学ばない)想定外の質問なのです。
 この手の質問には、国家試験のように正しい回答はありません。質問してきた患者さんの性別、年齢、家族構成、体質、既往歴…など、相手によって十人十色の答えが存在します。それを言語化することは非常に難しいですが、このようにQ&A形式で記載しておくことによって、「なぜこの質問に、このように答えたのか?」「それには患者さんのどのような背景があったのか?」とスタッフ間で経験を共有することができるのです。そして、このノートは現場で経験をしないと、決して記載することができないのです。

調剤薬局の質問ノート2

内容は企業秘密なので、お見せできません(笑)

質問ノートは、現場力をつけるための手段!
 繰り返しになりますが、この「質問ノート」に記載されていることは、100パーセントの正しい答えではありません。もし、社外の薬剤師さんから「参考にしたいので貸して下さい」と頼まれても絶対に貸せません。当たり前ですが、このノートは「投薬マニュアル」ではないのです。同じ現場にいる薬剤師が考え方の基本にする「投薬ガイドライン」なのです。さらに言えば、このノートを作ることは決して「目的」ではなく、現場力をより早く身につけるための「手段」でしかないのです。
 窓口で質問をしてくる患者さんから見れば、その薬剤師さんが、どれだけ学生時代に良い成績を残した人であろうが、どれだけ素晴らしい論文を発表した人であろうが、全く関係ありません。いかに安心して納得できる言葉をかけられる薬剤師であるかどうか、これこそが全てなのです。
 だからこそ、私たちはもっと現場力を身につけないといけないし、その努力を怠ってはいけない。そのツールの一つとしてこの「質問ノート」が存在するのです。

 そろそろ…、あなたも社外秘であるこの「質問ノート」が読みたくなったでしょ?(笑)遠慮はいりません!さあ、私たちと一緒にこのノートのページを増やしていきましょう!

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現場こそ最大の研修

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薬局における2つの仕事と、その役割とは?

2016年1月30日 土曜日

これからの薬局づくりに欠かせないのが「組織力」です。

薬局の仕事は「現場」と「裏方」の二つ。
 薬局の仕事は、大きく分けると「現場」と「裏方」の二つです。

 「現場」とは店頭で患者さんと接する仕事で、「裏方」とは現場のスタッフが働けるように環境を整える仕事です。患者さんの視点から考えると、現場のスタッフこそが薬局そのものであり、裏方の存在は見えません。だから、現場のスタッフは患者さんの方を向いて仕事をし、裏方のスタッフは現場の方を向いて仕事をすることが大切です。

薬局の仕事は現場と裏方の二つ

薬局の仕事は現場と裏方の二つ

会社によって組織のあり方に大きな違いがある。
 私は仕事上さまざまな薬局経営者の方や勤務している薬剤師の方とお話しする機会があります。いろいろお話しをするうちに、薬局運営における「組織」のあり方の違いが見えてくるようになりました。実際に大手のチェーン薬局では、店舗(現場)と本部(裏方)の機能がしっかり分かれているケースが多いのですが、数店舗の薬局を運営している中小企業では、その機能が区別されていないことがあります。

 つまり現場スタッフが裏方の仕事も並行して行っているケースがあるのです。もっとも酷いのは、現場のトップである管理薬剤師の方が、近隣の医師と仕事以外でのコミュニケーションに時間を取られていたり、現場の仕事よりも裏方の仕事を優先していたりする場合です。

現場は患者さんのために、裏方は現場のために。
 その点、当社はまだ4店舗しかない小さな会社ですが、現場と裏方の仕事をしっかりと分けています。代表の柳瀬は「現場スタッフは患者さんの為に働くのが仕事。経営陣は現場スタッフが働きやすい環境を作るのが仕事。」と言います。

 実際に当社では現場スタッフが薬局業務以外の無駄な仕事に携わることはほとんどありません。もちろん管理職(マネージャー)以上になるとその他の業務はありますが、それは当然です。なぜなら管理職は現場スタッフをサポートする「裏方」ですので…(笑)。

就活や転職の時こそ、現場のスタッフを見よう!
 これから就活を行う学生さんや、転職を考えている薬剤師さんは、その就業先を考える際、その組織の「現場」と「裏方」がしっかり分かれているかどうかをしっかりと確認した方がよいでしょう。現場のスタッフが患者さんの為に働き、その現場のスタッフを支える裏方がいる。その役割がはっきりしている会社は、現場のスタッフが本来やるべき仕事に集中してテキパキと業務こなし、患者さんから見ても気持ち良い対応をしている会社だと思います。

当社もまだまだ役割分担ができていない部分もあるかもしれませんが、今後も改善点があれば適宜修正していきたいと考えております。

 もしも、あなたが私たちと一緒に働くことになった時、この役割分担でうまく機能していない点があれば、遠慮なく言ってくださいね。それはきっと患者さんの為につながる意見なので…!

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調剤の機械化を進めるメリットとデメリットは?

2016年1月30日 土曜日

これからの薬局づくりに欠かせないのが「機械化」です。

調剤薬局が自動販売機になる時代が来る?
 調剤薬局の機械化は時代の流れと共に進んでおり、全自動錠剤包装機だけでなく、PTPシート全自動薬剤払出機、水剤定量分注機など様々な医療機器やシステム機器が登場しています。極論すぎる話ですが、ここまま機械化が進むと、そのうち「ジュースの自動販売機」のような「全自動調剤マシーン」が登場し、薬剤師不在でも全ての調剤を機械が行う時代になるかもしれません。この機械化の流れの中で、薬剤師の仕事はどう変わっていくのでしょうか?

調剤の機械化の流れはもう止められない!
 先日、医師で薬局経営者の狭間研至氏(http://www.pharmedico.com/hazama/)のお話を聞かせていただいた際に、インテリジェントファーマシー(高度な調剤機器やシステム機器を取り入れた薬局)という言葉を知りました。同氏が言うには「駅で切符を切る仕事が職員から機械に変わったように、薬局でも調剤を行う仕事が薬剤師から機械に変わっていく。」とのこと。私も現場に立つ薬剤師の一人として、この機械化の流れは止められないと感じています。

 もちろん、当社でもその時代の流れを読み取り、創業当初から様々なシステムや機械の導入を進めています。ただ、店舗によって来局する患者さんの年齢層(高齢者や小児など)や処方内容が異なるので、むやみに機械を導入するのではなく、店舗の状況に合う機械やシステムを導入しています。

機械化が進む調剤薬局

お子さんが多い店舗では水剤定量分注機も導入!

機械化は患者さんのために必要。
 このように機械化を進めていくことで、薬局ではいろいろなメリットがあります。まず何よりも調剤の時間短縮です。調剤の時間が短縮されるということは、患者さんの待ち時間が短縮されるということです。当たり前の話ですが、薬局に来る患者さんは何かしらの病気や体調不良の状態でやってきます。もしかしたら薬局に来る前に病院で散々待たされているかもしれません。だとしたら、せめて薬局での待ち時間を少しでも短くして、早く自宅に帰してあげることは、薬局の務めではないでしょうか。さらに言えば、調剤の機械化によって余った時間を「投薬」や「相談」に使い患者さんとのコミュニケーションを取ったり、「在宅業務」など別の仕事に費やしたりする事ができます。

また、患者さんの立場から考えても、長い時間待たされた上に10秒投薬で終わる薬局より、待ち時間が短く帰ることができ、必要があれば自分の健康相談にも乗ってくれる薬局の方が、確実に魅力を感じますよね。機械化は自分たちの為だけでなく、患者さんの為にもなるのです。

複数台同時に調剤できる機械を導入

2台同時に調剤できるシステムを導入することで、患者さんの待ち時間を短縮。

機械にトラブルは付き物。だからこそ人は強くなる。
 機械化にはデメリットもあります。その機械の故障やシステムがダウンした場合、薬局としての機能を全く保てなくなる可能性があることです。複雑な機械やシステムの内部は、その専門家でないと分かりません。実際に当社でも過去に機械やシステムのトラブルがあり、何度か冷や汗を流したことがあります。しかしトラブルが怖いからといって機械化をやめるわけにはいきません。トラブルが起きないように未然に防ぐ努力を徹底し、トラブルが起きた時の対処法をスタッフ間で共有して、できる限り患者さんに迷惑がかからないようにする。その繰り返しで機械のトラブルにも強くなっていくのです。

機械化を進め、薬剤師はもっと別の仕事を!
 世の中の流れから考えても、患者さんの満足度を上げるためも、薬局の機械化は止められません。機械ができる作業は機械に任せ、それによって生まれた時間を患者さんの健康につながるクリエイティブな仕事に当てる。それこそがこれからの薬剤師であり、薬局の仕事だと考えます。当社も機械化の進んだ薬局であることを自負していますが、まだまだ改善する余地が残っています。私たちは今後もできる限り機械化を進め、機械ができる作業は機械に任せ、現場スタッフがもっとクリエイティブな薬局の仕事に取り組める環境を作っていきたいと思います。さあ、あなたも一緒にクリエイティブな薬局の仕事に挑戦しませんか?

It’ll be the pharmacy where I’d like to get a job most at JAPAN!
日本で最も「働きたい薬局」になる!

有限会社八幡西調剤薬局
北九州市、遠賀郡、宗像市、中間市にて調剤薬局を展開しています。
〒807-0856 福岡県北九州市八幡西区八枝3-12-1
TEL.093-695-0777 / FAX.093-695-0778
http://www.yph.jp/


入社後の不安を払拭する唯一の方法

2016年1月21日 木曜日

これからの薬局づくりに欠かせないのが「現場力」です。

誰でも新しい職場は不安。
 春から新社会人として働き始める学生さんや、転職して新しい会社で働き始める薬剤師さんも多くいらっしゃるでしょう。皆さんの中には「知らない薬があったらどうしよう…」「ちゃんと調剤や投薬ができるかな…」と、不安を抱えている方もいると思います。私自身、新社会人として働く直前や転職した際に同じ環境に置かれた経験があるので、不安になる気持ちはよくわかります。しかし今、採用担当として様々な薬剤師さんと話す機会が増えてから、その不安を払拭する唯一の方法は「現場で慣れろ!」しか無いと思えるようになりました。

不安を抱える新入社員

薬剤師の不安は現場を経験する(慣れる)ことで払拭される

即戦力なんてありえない!
 採用関係者の方には、薬剤師さんに対して、「6年生を出た新卒は実務実習を経験しているからすぐに使える」とか「キャリアがある中途の薬剤師さんは即戦力になる」と言われる方がいます。当社でも定期的に新卒や中途の採用を定期的に行っていますが、私たちは新しく入社された方に対して「すぐ使える」とか「即戦力になる」とは考えておりません。それは決してその方を見下しているわけでもなく、バカにしているわけでもありません。

モヤモヤ悩むより行動を起こした方が早い。
 私も転職経験者なのでよくわかるのですが、学生時代に実務実習を行っていたとしても、前職で調剤経験があったとしても、新しい職場では戸惑うことばかりです。調剤機器の扱い方は異なるし、レセコンや電子薬歴のメーカーも違う。ましてや、これまで経験の無い診療科であれば患者さんの傾向もわからないし、処方医の癖(処方の意図)なども全くわかりません。だから誰もが不安になって当然なのです。
 そうは言っても、不安になって何もしなければ前に進むことはできません。不安を払拭するには、何より現場で処方をこなすしか無いのです。分からない薬があれば調べればいい!処方意図が不明あれば先輩や同僚に聞けばいい!新しい機械に何度でも触れて使い方を覚えればいい!
 …そうやって、何度も繰り返し目の前の処方をこなしていく事で、実務実習や教科書では見えない現場の仕事が見えてくるものなのです。そしてその積み重ねが、自分の知識やスキルへと次第に変化していくものなのです。

新入社員をフォローする余裕のある職場を選ぼう!
 先にも述べましたが、新しく入社する薬剤師さんに「即戦力になってほしい!」と期待してくる会社も多く存在すると思います。自分の可能性に期待されると嬉しく感じる事もあるでしょう。しかし「即戦力を期待する」ということは、逆に「新入社員をフォローする余裕が無い」という言葉の裏返しかもしれません。
 その点、当社は新入社員に対して「即戦力」としての期待はせず、現場に慣れることを優先に考えています。どちらかと言えば「即戦力」としての期待ではなく、自ら処方をこなす「やる気」に対して期待をしています。調剤の経験がなくても、人に語れるキャリアがなくても全く問題はありません。(だって、即戦力としての期待はしていないのですから…笑)
 もし、何かの縁であなたが当社に入社した際には、分からない事をどんどん聞いてください。聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥。あなたが成長できるように、先輩や同僚が全力でサポートをしますよ!

調剤薬局 入社式

新卒は時間をかけて育てました!

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現場こそ最大の研修

2016年1月14日 木曜日

これからの薬局づくりに欠かせないのが「現場力」です。

ここ数年、全国の調剤薬局で様々な研修制度が設けられています。それは大手チェーンだけでなく、地方の中小企業でも同様です。もちろん、当社もしっかりとした研修制度があります。しかし、研修はあくまでも研修でしかなく、スキルアップに必要なのは、研修ではなく「現場」なのです。

(参考)大手調剤チェーンの研修

日本調剤(http://goo.gl/uXb4Bz
クオール(http://goo.gl/6TYuHX
総合薬局(http://goo.gl/NdPKNS

薬剤師の必要性

八幡西調剤薬局/各種研修制度より(http://www.yph.jp/training/

研修で本当にキャリアが身につく?
私は仕事上で薬学生の皆さんと話す機会があるのですが、やはり彼らも「研修制度」を気にしています。入社後にどのような研修が受けられるのか、その結果、どんなキャリアを描くことができるのかを意識しているようです。もちろん、若い社会人にとって「研修」は大切な要素ですが、薬剤師としてのキャリアを考えると、研修よりも「現場」を大切にするべきだと思います。

運転スキルと薬剤師スキルは似ている。
車の免許を取った時の事を思い出してください。教習生が受ける教習は、教室で教本や動画で学ぶ学科教習と、実車で運転技術を習得する技能教習の二つがあります。ただ、どれだけ学科の成績が良くても、実際に乗車して運転してみると思うように車を扱えません。また、免許取得後でも運転をしない期間が長く続くと、全く運転の出来ないペーパードライバーになってしまうのです。逆に初心者であったとしても、毎日のように車の運転をしている人は、その運転時間に比例するように上達していきます。

薬局でも同じなのです。研修でどれだけ知識を学んだとしても、それを全て現場で活かすことはできません。もちろん最低限の知識は必要ですが、あとは繰り返し調剤を行うことや、現場で患者さんから様々な質問を受けることで、薬剤師としての本当のスキルが身についていくのです。

最高の現場で、最高のスキルアップを!
まずは研修より現場。何事も現場で「量」をこなすことで「質」が見えてきます。はじめから研修で「質」を求めずに、まずはがむしゃらに「量」をこなし、現場力を身につけてください。そして、もし…あなたが本気で薬剤師としてのスキルアップを考えているのであれば、どの薬局にも負けない最高の「現場」を用意します。

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人材から人財へ

2016年1月14日 木曜日

これからの薬局づくりに欠かせないのが「人財」です。

私は仕事の都合上、人事労務に関する記事を読むことがあります。その中でよく「ジンザイ」と書いて「人材」・「人財」・「人在」・「人罪」という漢字を当てはめ、スタッフの管理を解説している記事を見かけます。はじめのうちは「ふーん」という程度で捉えていました。しかし今では、この「人財」という考え方を非常に考えるようになりました。

・人材・・・期待できる人。普通の人。
・人罪・・・実績もないし、成長も期待できない人。企業的にはお荷物。
・人在・・・実績はあるけど、それ以上の成長が見込めない人。
・人財・・・実績もあり、成長が期待できる人。企業的に欲しがられる人。

仕事理論より引用(http://www.webusagi.com/?p=138

人材から人財へ

当社のホームページでは「人材から人財へ」と記載されています。私はIT・採用担当になってから、それまでのホームページを大幅に変更したのですが、このページだけは当初の形のまま残しています。

八幡西調剤薬局/会社案内より

八幡西調剤薬局/会社案内より(http://www.yph.jp/profile/

なぜ薬局が「人財」にこだわるのか?

私がこのページを残した理由は3つあります。

一つ目。この言葉は、代表の柳瀬が日頃から大切にしている言葉であり、彼の口から何度も繰り返し聞いている言葉なので、その思いをしっかり残しておこうと考えました。

二つ目。薬局業界全体が、薬剤師をただの人材(店舗運営のための有資格者)として扱っている風潮があるからです。「うちの会社は絶対にそんな会社じゃない!」という、業界に対するメッセージでもあります。

そして三つ目。私自身、薬剤師と事務を含めた当社スタッフの一人ひとりに対して「人材じゃなく、人財になってほしい!」と考えるようになったからです。いつか、彼らが何からの理由でうちの会社を旅立つ日が来た時、どこに出しても恥ずかしくない「人財」になって欲しい!と、本気で思っています。

…どことなく、親が子供に思う気持ちと似ているのかもしれません。(笑)

誰にも負けない「人財」になる。

人材から人財へ。あなたが入社時には普通の「人材」だったとしても、どの薬局にも負けない「人財」に成長できる、…そんな薬局にしていきたいと思います。

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